・毒親育ちだから、恋愛や結婚に消極的になっている
・毒親育ちでも素敵なパートナーに出会えるか気になる
・これから恋愛・結婚を考えるときに自分ができることを知りたい
自分が毒親育ちだとわかると、「自分は結婚に不向きなんじゃないか?」と考えるようになります。しかし、素敵なパートナーに出会えたとき、自分の信念と感情の板挟みになって、悩むケースは非常に多いです。
私は、30歳のときに離婚、今は再婚して育児もしていますが、色々あっても味方ができたことに安心感はありました。それまでは、目に見えない不安に対して、ピリピリしていることが多かったように思います。

そこでこの記事では、毒親育ちの恋愛・結婚の特徴、恋愛・結婚するときにできることを、私の体験談も交えて解説します。
この記事を読み終えると、あなた自身がどのような人生を築いていきたいのか、考えるキッカケにできます。
毒親育ちの恋愛・結婚はしたければすればいい【体験談】

個人的に、私は「恋愛・結婚はしたければすればいい」と考えています。
なぜなら、結婚は、役所に婚姻届けを出し法律上の夫婦として認められることにすぎないからです。義務ではないので、自分の意思でどうにでもなります。
毒親に何を言われても、「イヤだ」と拒否してもいいのではないでしょうか。
ただ、あえて申し上げるとしたら、「世間体を気にしすぎた結婚」と「周りから祝福されない結婚」はしないことを強くおすすめします。
恋愛も結婚もその気になればできますが、離婚は勇気がいるし、心身ともに疲れます。毒親育ちは、毒親のようなヤバい人と関わりすぎるので、慎重すぎるくらいがちょうどいいかもしれません。
毒親育ちが関わるとヤバい人について、詳しくは下記の記事で紹介しています。
毒親育ちの恋愛・結婚の特徴10選

毒親育ちの恋愛・結婚の特徴は下記のとおりです。
・特徴1:相手を束縛・依存する
・特徴2:相手の都合に合わせすぎる
・特徴3:相手に意見が言えない
・特徴4:理想が高すぎる
・特徴5:言動が矛盾している
・特徴6:相手との距離感がつかめない
・特徴7:相手を信頼できない
・特徴8:何事にもがんばりすぎる
・特徴9:恋愛・結婚したいと思っていない
・特徴10:ダメ男・ダメ女と付き合う
特徴1:相手を束縛・依存する

毒親育ちは、信頼できる人に出会うと、その人を目がけて一直線になります。「こんな私をすべて受け入れて」とばかりにすべてをオープンにします。相手から見ると、「重い」タイプになりやすいです。
または、相手に対する不安が大きいと、相手のすべてを知ろうとして束縛が強くなります。相手のスマホを無断で見ようとしたり、スマホにGPSアプリをインストールしたりすることもありますね。
特徴2:相手の都合に合わせすぎる

毒親育ちは、自己防衛のひとつとして身体に染みついていることが多いです。傍から見ると、しばしば「八方美人」と思われることもあります。
自分と同じ価値観・意見を持つ人はひとりもいません。あなたに対して異論を唱える人はいても、毒親のように片っ端から全否定する人は、よほどのことがない限り、いないことが多いです。
特徴3:相手に意見が言えない

毒親の影響が強く残り、世間体を気にしすぎる毒親育ちもいます。傷つくくらいならみずから行動に起こさないなど、確実に安全な道を選ぼうとします。
他人はあなたの心を正しく読み取れません。自分の意見や本音を言って、否定・批判する人ばかりではありません。小出しでも伝えてみると、お互いを理解しやすくなります。
特徴4:理想が高すぎる

毒親育ちによっては、どんな場面でも自力でがんばってきたという自負があります。自分にも他人にも厳しめです。「こうでなければいけない」と思い込みが激しく、相手がそれに反する行動をするのが許せないのです。
理想があること自体はすばらしいことですが、それが絶対にいい、というわけではありません。人は不完全だからこそ、補い合える……という初心を忘れずにいたいものです。
特徴5:言動が矛盾している

知らず知らずのうちに、毒親の特徴を引き継いでいることがあります。いったんスイッチが入ると、キレたりヒステリック気味になったりして、後々になって自分でも後悔することがあります。
「この人はこういう人だ」と受け止めてくれる人もいるかもしれません。ですが、それが何度も起きると、相手も限界になって、さじを投げてしまいやすくなります。
特徴6:相手との距離感がつかめない

進学や就職をきっかけに学び習得していきますが、毒親育ちの場合、子供がコミュニケーションを学ぶ「家庭」がすでに破綻しています。他人と関係を築くことそのものに苦手意識を持っている人が毒親育ちには多めです。
特徴7:相手を信頼できない

毒親に裏切られ続けて、毒親育ちは「(自分がどんなに好意を示しても)相手はいつか自分を裏切る」ということが頭にインストールされています。毒親育ちにとって大切な相手でも、うがった見方をしやすいです。
相手に嫌われたくないという考えが先行しがちです。本心が見えづらいからこそ、相手の心があなたから離れてしまうこともあります。
特徴8:何事にもがんばりすぎる

毒親の顔色をうかがい、いつも「正解」を求めていて、毒親育ちは周りの人に求められている私を演じようとします。毒親育ちの多くが努力家ではありますが、恋愛・結婚となるとがんばる方向性が違う場合もあります。
恋愛・結婚は相手と長い付き合いになるので、演じ続けることが辛くなります。自分を犠牲にすればいい、という関係は健全ではありませんよ!
特徴9:恋愛・結婚したいと思っていない

毒親のいる家庭は、毒親が不仲で言い争いが絶えなかったり、あなたも暴力・暴言を受けて傷ついたりしています。家庭を築くこと自体が罰ゲーム……という感覚を持っていても不思議ではありません。
恋愛や結婚を一線引いた目で見ているため、その場の雰囲気を楽しむ「駆け引き」のような感覚です。相手を傷つけることになりかねないので、無理に恋愛・結婚をする必要のないパターンですね。
特徴10:ダメ男・ダメ女と付き合う

毒親育ちは自己肯定感が低いので、幸せであることに罪悪感を覚えます。モラハラ(モラルハラスメント)やDV、金遣いが荒いなど、付き合うと苦労する相手を選びやすいです。
このような相手と付き合うと、あなたの自己肯定感はさらに下がり、相手にのめりこむ構図ができます。いつの間にか、毒親と同じ主従関係を築いて依存していることもあるのです。
毒親育ちが恋愛・結婚のためにできること

毒親育ちだからといって、恋愛・結婚をあきらめなければいけない……というわけではありません。
冒頭でお伝えした通り、「恋愛・結婚をしたければ、すればいい」、これに尽きます。むしろ、毒親育ちだと気づいたからこそ、あなたに恋愛・結婚を考えるきっかけができたと、前向きにとらえてみるのはいかがでしょうか。
毒親育ちがステキな恋愛・結婚のためにできることは下記のとおりです。
・相手のスペックを重視しすぎない
・相手の言動を観察する
・相手に対する思い込みを控える
・等身大の自分と向き合う
程度に違いがあるとはいえ、毒親育ちの恋愛・結婚に対する価値観は毒親の影響を受けています。なので、あなたがベストだと思えるパートナーと出会うためには、できるだけフラットな視点で相手を見れるようになるのが大きなポイントです。
パートナーと出会うためのヒントについて、詳しくは下記の記事で紹介しています。
まとめ:自分にとっての幸せを大切にしよう!

上記で紹介した「毒親育ちの恋愛・結婚の特徴」とあなたの過去の恋愛・結婚を振り返って心当たりがある場合は、毒親が原因のひとつになっている可能性が高いです。
最後にもう一度、毒親育ちの恋愛・結婚の特徴を確認してみましょう。
・特徴1:相手を束縛・依存する
・特徴2:相手の都合に合わせすぎる
・特徴3:相手に意見が言えない
・特徴4:理想が高すぎる
・特徴5:言動が矛盾している
・特徴6:相手との距離感がつかめない
・特徴7:相手を信頼できない
・特徴8:何事にもがんばりすぎる
・特徴9:恋愛・結婚したいと思っていない
・特徴10:ダメ男・ダメ女と付き合う
恋愛も結婚もタイミングです。恋愛や結婚をしたいと思っている方は、できることから始めてみて、あなたにとってベストパートナーと出会ってくださいね!
恋愛や結婚よりも大切なことはあなたにとっての幸せです。毒親が原因のひとつだと気づけたからこそ、毒親の「毒」から解放されませんか?
「恋愛・結婚のことで相談したい」「毒親のことで質問したい」と思っている方は、Twitterフォローしてから固定ツイを見てくださいね!