・毒親に非があるのに謝らない
・毒親が逆ギレをしてくるのでしんどい
・毒親が謝らない理由を知りたい
自分の親が毒親だと気づいてから、毒親の特徴として「自分に謝らないこと」にも気づく人が増えてきました。しかし、そのしっくりくる理由・対策がなくて、毒親に責め立てられ続けて苦しむケースがあります。
私の毒親の場合も例外なくこの傾向がありましたが、分析して対策したことで、こころの負担がラクになりました。できる範囲での対策で、自分の身を守りやすくなります。

そこでこの記事では、毒親が子供に謝らない理由、謝らない毒親の対策を解説します。
この記事を読み終えると、毒親に対するストレスを減らし、あなたに合った毒親対策もしやすくなります。
毒親には子供に謝るという概念がない

残念ながら、毒親には「子供に謝る」という概念を持っていません。これは子供に限ったことではなく、職場でもプライベートでも同じです。
なぜこのような概念を持っていないのか、理由は下記のとおりです。
・理由1:謝罪は負けを認めること
・理由2:プライドの高さ
・理由3:強烈な劣等感
・理由4:子供との主従関係
・理由5:ストレス発散のツール
理由1:謝罪は負けを認めること

毒親は、相手に控えめな言動をすると、それにつけ入られてしまうんじゃないか……と恐怖心を持っています。毒親の毒は世代を越えて連鎖しやすく、毒親の親、あなたにとっての祖父母も毒親の傾向があります。家庭内でそうせざるを得なくて、そのクセが大人になるまで残ってしまった状態です。
理由2:プライドの高さ

プライドをこじらせてしまっていて、毒親は保身のためにプライドを使います。特に自分より格下だと思い込んでいる子供に頭を下げるなんて、何が何でも避けたいのです。
状況によって、謝罪が良好な人間関係を築くためのツールになるという発想はありません。どんな場面でも、自分の立場が損なわれない方法を選ぶのが毒親です。
理由3:強烈な劣等感

毒親の家庭環境は、毒親の人格形成に大きな影響を与えています。あなたと同じように、毒親も親に抑え込まれてきたから、「それが当たり前」と認識している傾向があります。
それゆえに、子供が自分の思い通り人生を歩むことが許せないのです。自分と同じ苦しみを味あわせなければ気が済まないのです。
理由4:子供との主従関係

毒親は子供と主従関係が成立すると考えています。自分にとって都合のいい展開に持って行くためには、威嚇したり威圧してねじ伏せても問題ないと錯覚しています。
幼い頃から毒親がこのような言動を続けることで、子供は親に逆らってはいけないと思い込み、大人になっても毒親に従うようになります。毒親にとっては好都合ですよね。
理由5:ストレス発散のツール

毒親に限らず、自分の感情をコントロールできない人は他者を攻撃することでストレス発散をします。毒親は心を打ち明けられる友人・知人がいないので、手っ取り早く、子供を攻撃対象にします。
世間体や人の目を気にするので、友人・知人に「カッコ悪い自分」を出せないのも理由のひとつです。色々な事情を考えて、「子供がもっとも適当」という判断になりやすいです。
自分の親が毒親か確認するところから始めたい方は、下記の記事を読んでくださいね。
>>毒親の特徴を解説
謝らない毒親に対する対処方法6選

謝らない毒親に対して、「ギャフン」と言わせたい、謝らないとしても攻撃を減らしたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。
私自身も実践して、効果があったことを対処方法としてご紹介します。具体的には下記のとおりです。
・方法1:毒親に期待するのをやめる
・方法2:毒親に謝らせようとするのをやめる
・方法3:毒親との接点を減らす
・方法4:毒親の発言をオウム返しする
・方法5:「なぜ?」と質問を繰り返す
・方法6:毒親と距離を置く
方法1:毒親に期待するのをやめる

人は自分で気づかない限り自分の言動を改めようとしません。毒親は「自分は悪くない」という前提で生きています。厳しい言い方ですが、毒親に親としての役割を求めることをやめて、毒親ストレスの軽減を考えるのが得策です。
物事にはコントロールできることとできないことがあって、毒親の言動は前者です。自分が行動して変えられることに目を向けてみてください。
方法2:毒親に謝らせようとするのをやめる

上記で紹介した「毒親に期待するのをやめる」と同じ状況になります。毒親があなたの主張を受け入れることはなく、あなたが傷つくだけです。
あなたの心の整理がかかるとしても、できるだけ早く毒親と同じ舞台から降りましょう。あなたから率先して、毒親のような低レベルな人間と付き合う必要はありません。
方法3:毒親との接点を減らす

実家を出ている場合、親孝行などと思いがあっても、自分から連絡しなくていいです。あなたにできる手段を使って、心の平穏状態をできるだけ長く続けるように努めてください。
実家暮らしなど、毒親と関わらざるを得ない場合、毒親と顔を合わせる機会を減らしてみてください。同時に、実家から脱出する戦略を立てて、資金調達をしておくと心強いですね。
方法4:毒親の発言をオウム返しする

毒親に理解してもらおう、納得してもらおうと思って接しても、毒親があなたの話に耳を傾けることはありません。会話のキャッチボールは成立しないので、適当にあしらってください。
毒親が逆ギレをしたら、その言動が適切だと思っているのか落ち着いた口調で質問を投げかけてください。逆ギレして発狂したり攻撃してきても、続けてOKです。キレるのは毒親にとって都合が悪いだけで、あなたに非はありません。
方法5:「なぜ?」と質問を繰り返す

毒親は、自分の損得勘定を優先させるので、言動に合理的な理由がありません。勢いだけあって中身はない状態なので、言動のひとつひとつを詰めると万人が納得できる理由は出ません。毒親もそのことに気づいて、ぐうの音が出ない状態になりやすいです。
ただし、これが通用しない毒親もいるし、逆に攻撃が強くなる場合もあるので、実践するかは慎重に判断してください。面倒な奴だと警戒されればいいのですが、「もっと痛めつけてやろう」となっては元も子もありません。
方法6:毒親と距離を置く

できる範囲で毒親のいない生活を模索してください。毒親の言動が悪化することはあっても、改善することはありません。ストレス原因を遠ざけて、心の平穏を取り戻すのも選択のひとつです。
ベストな方法は絶縁ですが、実行するまでに時間がかかるので、距離を置いて自分のことを大切にする余裕を作ってみてください。毒親と距離を置く方法について、詳しくは下記の記事でしょうかいしています。
まとめ:非があっても謝れない毒親を手放そう!

上記で紹介した「謝らない毒親に対する対処方法」を知っておくと、今後は毒親対策をしやすくなります。
最後にもう一度、謝らない毒親に対する対処方法を確認してみましょう。
・方法1:毒親に期待するのをやめる
・方法2:毒親に謝らせようとするのをやめる
・方法3:毒親との接点を減らす
・方法4:毒親の発言をオウム返しする
・方法5:「なぜ?」と質問を繰り返す
・方法6:毒親と距離を置く
毒親が変わることはありません。むしろ言動が悪化、あなたを傷つけることしかできないので、あなたのできるところから毒親を手放してみてください。
あなたの人生に必要なことは毒親から学べないでしょう。毒親を反面教師にして、毒親と関わらない人生にシフトしていきましょう。あなたの人生はあなたのものですよ!大切にしてくださいね!
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