【隠れ毒親の特徴】毒親の自覚がない親の特徴・チェックリスト・対処方法を解説

隠れ毒親の特徴|毒親のお悩み解決コーチング
こんな方におすすめの記事です
  • 親の言動にときおり違和感を覚える
  • 自分の親は毒親ではないと思っている
  • 隠れ毒親の判断基準を知りたい

毒親という言葉が知られるようになっても、「自分の親は毒親じゃない」と考える人もいます。しかし、親の言動にモヤモヤしたりイライラしたりするケースは増えています。

私自身、30歳のときに離婚をしていなければ、自分の親が毒親だと気づかなかったはずです。それまでは毒親の言動にイライラしていても、原因が親にあるとは思っていませんでした。

そこでこの記事では、隠れ毒親のチェックリストで自己診断をして、隠れ毒親の特徴と隠れ毒親だと気づいたときの対処方法をご紹介します。

この記事を読むと、自分の親が隠れ毒親か判断でき、毒親対策を考えやすくなります。

目次

隠れ毒親は無意識に子供を追い詰める親

隠れ毒親は無意識に子供を追い詰める親|毒親のお悩み解決カウンセリング

隠れ毒親とは、表面上はすぐれた親のように見えますが、実際には子供に対して精神的な負担を与える親のことです。

毒親と同じ発言や行動をするので、過干渉、過保護、理不尽な対応、無意識のうちに感情の操作をしています。当事者の親も子供も「自分(親)が毒親だ」との認識をしていないため、気づきづらいことが特徴です。

【隠れ毒親の特徴】毒親の自覚がない親チェックリスト

【隠れ毒親の特徴】毒親の自覚がない親チェックリスト|毒親のお悩み解決カウンセリング

隠れ毒親のチェックリストは以下のとおりです。

隠れ毒親のチェックリスト
  1. 親から感謝やお礼を強要される
  2. 自分のやることなすことに親が手や口を出す
  3. 自分が対応する前に親が対応してしまう
  4. 親から知識や対処方法を教えてもらうことが多い
  5. 親の価値観ややり方を押し付けられることが多い
  6. 成績や成果などの目に見えるもので良し悪しを判断する
  7. 友人関係や予定を親が根掘り葉掘り聞いてくる
  8. 自分のやることを親の主観で否定をしてくる
  9. 自分より親の方が多くしゃべっていると感じる
  10. 自分の進学先、就職先、結婚相手を親が決めようとする
  11. 大人になってからも親の小言が止まらない(むしろ増えた)

上記の11項目のうち、

  • 7個以上はすでに隠れ毒親の可能性が高いです
  • 4~6個は隠れ毒親の兆候が見られます
  • 3個未満は今のところ隠れ毒親の心配はありません

【隠れ毒親の特徴】毒親の自覚がない親の特徴5選

【隠れ毒親の特徴】毒親の自覚がない親の特徴5選|毒親のお悩み解決カウンセリング

隠れ毒親の特徴は以下のとおりです。

隠れ毒親の特徴5選
  • 特徴1:承認欲求が強い
  • 特徴2:メンヘラ気質を持っている
  • 特徴3:子供に罪悪感を与える言動をする
  • 特徴4:意志表示をしないのに不平不満が多い
  • 特徴5:相手からコントロールされることに敏感
  • 特徴6:ダブルスタンダードで子供を振り回す
  • 特徴7:子供のチャンスややる気を奪う

特徴1:承認欲求が強い

隠れ毒親は、他人からの承認を強く求める傾向があります。

毒親の連鎖が続いて、隠れ毒親も「毒親育ち」であることが原因です。幼い頃からずっと、親を含めた周りの人々に素の自分を受け入れられてきていません。

自分が認められていない、評価されていない、評価されていたとしても素の自分ではない…との思いが強く、承認に対して強い執着心を持っています。

特徴2:メンヘラ気質を持っている

メンヘラ気質といって、心の不調や精神的な不安定さを持っています。

産後うつなどの精神疾患が患いやすい状態になりやすいとはいえ、漠然とした不安や恐怖に駆られています。自力で解決策を見つけられないゆえ、モヤモヤとした気持ちを抱え続け、感情の浮き沈みが激しくなります。

子供は隠れ毒親の状態に過敏に反応するので、子供は精神的に不安定な状態になったり、親を守らないといけないという使命感を持って隠れ毒親に接することもあります。

特徴3:子供に罪悪感を与える言動をする

隠れ毒親は、自分に非があっても子供に罪悪感を与える言動をします。

無意識のうちに子供をコントロールしようとするので、子供が自分の意に反することをすると、子供に非があると思わせようとします。子供がそばにいるように仕向けているのです。

子供は親を無条件に好きになる傾向があるので、親に言われたことは「絶対的なこと」と受け止めます。やがて自己否定や自己犠牲を強め、隠れ毒親に依存するようになるのです。

特徴4:意志表示をしないのに不平不満が多い

隠れ毒親は、「意図的に」自分の本当の感情や要望をハッキリと子供に伝えません。それでも子供に期待しすぎてしまうために、子供を抑え込む、押し付けることで愛情表現をしていると思い込んでいます。

このような隠れ毒親の言動を見て、子供は親の望むことを予測して発言や行動をするようになります。親の真意がわからないまま親を満足させようと努力するので、子供は親の顔色をうかがうようになります。

特徴5:相手からコントロールされることに敏感

隠れ毒親は、相手からコントロールされることに敏感です。仕事のような公的な場でミスを指摘されたとしても「攻撃された」と思い込み、他人に自分の意思に影響を及ぼすすべてのことを「敵」と見なします。

見方を変えると、自分の思い込みで判断することが習慣になっていて、どんなに相手に対しても過剰に反応しています。子供に対してもこのような姿勢を示してしまい、子供を敵対視してヒステリックになることがあります。

特徴6:ダブルスタンダードで子供を振り回す

隠れ毒親は、親自身が矛盾する2つの基準(ダブルスタンダード)を持って、子供に接しています。たとえば、親が子供に「自分のことは自分で決めなさい」と言っておきながら、子供が自分で決めたことを全否定するような状況です。

子供が親の話をしっかり聞こうとするほど、親の相反する発言や行動に混乱します。この混乱は子供が自力で解決できることではないので、子供は自己の行動や判断に自信が持てなくなることがあります。

特徴7:子供のチャンスややる気を奪う

隠れ毒親は、子供の可能性や意欲を押し付け、子供のチャンスややる気を奪います。

たとえば、子供が「〇〇がしたい」などと言ったら「(お前には)無理だ」と否定したり、子供が熱中していることにたいして「こんなムダなことをするな」など言って、無理やりやめさせたりすることが挙げられます。

このような言動は子供に「自分にはできない」と思い込ませてしまい、自信を失わせます。やりたいことがあっても実行する前にあきらめ、自発的に行動ができなくなってしまいます。

自分の親が隠れ毒親と気づいたら距離を置く

自分の親が隠れ毒親と気づいたら距離を置く|毒親のお悩み解決カウンセリング

「自分の親は隠れ毒親だ」と気づいたら、親から距離を置く行動を始めてみてください。

残念ながら、親は自分が毒親であると自覚していません。あなたが「毒親だ!」と言っても理解できず、逆ギレするだけです。毒親が自分に非があると認識して、言動をあらためることはないでしょう。

今の状況がヤバいとわかっているのはあなただけです。親の変化を期待するのをやめてみてください。あなたが自分の行動を変えて、親と距離を置くことをおすすめします。

具体的な方法は下記のとおり。

隠れ毒親と距離を置く方法
  • 方法1:連絡の頻度を減らす
  • 方法2:毒親にフランクに接するのをやめる
  • 方法3:毒親の言動に我慢するのをやめる

方法1:連絡の頻度を減らす

隠れ毒親だと気づいた時点で、隠れ毒親との連絡の頻度を減らしてください。メール、電話、LINEなど、基本的にスルーをして構いません。

子供が物事の分別がつけられるようになった時点で、親の出る幕はほとんどありません。あなたが「親に干渉されている」と感じるなら、親の連絡をスルーしても問題はありません。

唐突にスルーするのは気が引けるなら、

  • 電話は2回に1回は出る
  • メールは受信してから3日後に返信をする
  • LINEは通知をOFFにして、気づいた時点で返信をする

といった具合に、徐々に頻度を減らしていくと、こころの負担が軽くなります。

隠れ毒親の言動にうんざりしているなら、一時的にでもメールや電話の着信拒否、LINEブロック、携帯の電話番号変更をするのもアリです。

方法2:毒親にフランクに接するのをやめる

親子だからと言って、タメ語で話すのをやめて、敬語を使うようにします。

家族内のフランクな話し方が当たり前となると、親は「(自分が)何をしても許される」と調子に乗りやすくなります。それを阻止するのが敬語です。

敬語は、仕事などフォーマルな場、初対面や目上の相手に対して適切な距離を保ちながら接するときに効果的です。毒親との会話は仕事と割り切りやすく、毒親から攻撃されても落ち着いて対処しやすくなります。

方法3:毒親の言動に我慢するのをやめる

毒親の言動に我慢するのをやめて、状況に応じて自分の意見を言ったりします。

親だから偉いというわけではないし、立場の違いから、親が子供に何をしてもいいわけではありません。親であってもすべて完璧な人はいないし、誤りがあれば子供から指摘してもいいのです。

効果的な方法のひとつが「なぜ?」と質問を繰り返す方法。毒親の理屈は破綻していることが多いので、途中で応えられなくなり逆ギレして、勝手に自爆してくれます。

ただ、毒親による報復が怖い場合は、我慢をやめる代わりに反応しないに徹するのが得策です。

その他、毒親と距離を置く方法について、詳しくは下記の記事で紹介しています。

>> 毒親と距離を置く方法を解説

まとめ:隠れ毒親の連鎖をあなたが終わらせよう!

隠れ毒親の連鎖をあなたが終わらせよう!|毒親のお悩み解決カウンセリング

上記で紹介した「隠れ毒親の特徴」を知っておくと、今後は毒親との関係を見直せるようになるし、毒親対策も考えやすくなります。

最後にもう一度、隠れ毒親の特徴を確認してみましょう。

隠れ毒親の特徴5選
  • 特徴1:承認欲求が強い
  • 特徴2:メンヘラ気質を持っている
  • 特徴3:子供に罪悪感を与える言動をする
  • 特徴4:意志表示をしないのに不平不満が多い
  • 特徴5:相手からコントロールされることに敏感
  • 特徴6:ダブルスタンダードで子供を振り回す
  • 特徴7:子供のチャンスややる気を奪う

この記事を読んでいる時点で、あなたの親は「隠れ毒親」の可能性が高いです。何度も何度もこの記事を読みつつ、これまでの出来事を振り返ってみてください。

メンタルをすり減らすことなので、色々と考えているうちに辛くなったら中断してください。あなたのペースで取り組んでみてください。

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この記事を書いた人

毒親のお悩み解決コーチ。幼少期より毒親の過干渉・価値観の押し付けに悩む #毒親育ち ▶ 2015年に毒親と絶縁 ▶ 絶縁の過程で「毒親の解毒メソッド」を構築し、解毒 ▶ 2020年より毒親のお悩みを解決するサービスを開始、ひとりひとりのお悩みに寄り添ったカウンセリングを提供している

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